Strategy of…

Archive for 10月 2011

監督 : ポール・W・S・アンダーソン

出演 : ローガン・ラーマン、ミラ・ジョヴォヴィッチ、オーランド・ブルーム

総合評価 : ★★★☆ 3.5/5

 

 

 
ポール・W・S・アンダーソン監督の「三銃士」です。2D字幕版で鑑賞。
ポール・W・S・アンダーソン監督作品ということで観る前にだいぶ心のハードルを下げてから挑んだのですが(失礼)、それが功を奏したのか意外と普通に楽しめてしまったので逆にちょっと悔しくもあります。
しかしまあ予想通りの何でもありなお気楽エンタメ作品であることには変わりないので、「三銃士」という作品自体に思い入れがある方などにはあまりおすすめしませんw

 

 
物語は三銃士と呼ばれる三人の男(アトス・ポルトス・アラミス)が謎の美女ミレディと共に、とある設計図を盗み出す任務を遂行するところから始まります。無事任務を成功させ祝いの杯を交わす4人でしたが、そこでミレディが敵国イングランドに寝返っていたことが発覚。彼女はイングランドのバッキンガム伯爵に盗んだ設計図を渡し、恋仲であったアトスをあっさり見捨てて立ち去ってしまいます。
一方フランスでは、若く無知な国王ルイ13世に変わってリシュリュー枢機卿が政治の実権を握っていました。枢機卿に見放され自堕落な日々を送っていた三銃士でしたが、銃士になるために田舎からフランスへとやってきたダルタニアンという少年と出会ったことで再び戦いの中に身を投じることになります。
そしてイングランドに寝返ったと思われたミレディも実はリシュリューの腹心で二重スパイだったのでした。フランスを乗っ取ろうとするリシュリューの策略によってルイ13世が王妃に贈ったダイヤモンドの首飾りが城から持ち去られてしまいます。三銃士とダルタニアンは首飾りを取り戻すためにイングランドへと向かうことに。

 

 
今作はとにかくキャストの豪華さが話題でしたが、そこはポール・W・S・アンダーソン作品です。まず当然ながら主役でもないはずのミラ・ジョヴォビッチが必要以上に出張ります。ただの「俺のミラすげーだろ」自慢ですので仕方ないと思ってスルーしましょう。
そして初の悪役挑戦ということで話題をさらっていたオーランド・ブルームですが、あれ…?そこまで目立ってなかった…ような…。アンダーソン監督は続編を作る気まんまんなようなので次回作以降で活躍しそうな気はするのですが、今回オーリーがしていたことといえばネチネチと嫌味を言う事とアヘ顔くらいでした。
今作において実質ラスボスにあたるのはオーリー演じるバッキンガムではなく、リシュリューの手下であるロシュフォール隊長(マッツ・ミケルセン)なのですがマッツはさすがの安定感でしたねー。冷酷非道で格好よかったです。リシュリューを演じた悪役に定評のあるクリストフ・ヴァルツに関しては、どちらかというと「イングロリアス~」よりも「グリーン・ホーネット」寄りのちょっと抜けている悪役になっていました。ちっちゃいし、衣装もばかみたいに真っ赤でちょっと滑稽な感じですね。これはこれで好きなんですけど、やっぱりランダ大佐のインパクトが強すぎてあの域までは至らないなあ…というところ。

 

 

 
逆にノーマークだったルイ13世役のフレディ・フォックスが良い演技をしていましたねー。
最初はおバカでただの無能な国王かと思いきや、王妃のことが好きすぎて素直になれなかったり、年が近いダルタニアンに親友のように恋愛相談をしたりとどんどん可愛らしい面を見せるようになっていって良かったです。かわいい。この国王と王妃の純愛模様は見ていてニヤニヤすること請け合いです。
主演のダルタニアンと三銃士の方々は可も無く不可も無く…ですが、個人的にはアトス役のダーシーさんマシュー・マクファディンが良かったですね。相変わらず声が素晴らしく魅力的で、親衛隊と戦うシーンでも一番格好良く撮られていた印象。ルーク・エヴァンスは期待を裏切らないイケメンっぷりでした。衣装似合い過ぎです。しかし「女に凄腕」という設定の割にはそういうシーンは少なかったなあ。
(彼がだいぶ前にゲイだと公表していたと知ってびっくりしたのはまた別の話。意外だったよー)

 

 
それにしても後々思い返してみると今作は非常に「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」に通じる所が多いなあというか、お話の流れとかはあまりにもそのまんまなので笑えてきます。
メインも4人だし、なんとなくキャラの位置づけとかもかぶるじゃない。アラミスがフェイスでポルトスがB.Aでアトスがハンニバルだよ!マードックは…ごめん。
まっっっったく緻密さの無いような作戦なのになぜかうまくいっちゃうあたりとか、大味すぎる空中のアクションシーンとかもそっくりですね。

 

 
正直本国公開後の評判はイマイチな作品ではあるのですが、ちゃんと「ポール・W・S・アンダーソンの三銃士」ということを理解した上で観に行けばがっかりすることもないんじゃないかと。
所々に狙い過ぎな演出が顔を出すところはいつも通りのご愛嬌として、全体的にはそんなに悪い作品でもなかったです。
キャスト目当てに行くもよし、頭空っぽにして観れるエンタメ作品目的に行くもよし。
お子様でも楽しめると思いますよー。

 

 
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監督 : エリオット・レスター

出演 : ジェイソン・ステイサム、パディ・コンシダイン、アイダン・ギレン

総合評価 : ★★★★ 4.0/5
 

 

 

試写会で観てきました。
俺たちの兄貴ことイサムくんことジェイソン・ステイサム主演のクライム・アクション・サスペンス?映画です。
ひとことで言えばいつも通りです。

 

今回のイサムくんはロンドンを舞台に活躍する刑事役で、「俺まじ刑事向いてる、刑事天職だから」とか言っちゃうタイプのあいたたたなキャラクターなのですが、冒頭から車を盗もうとしていたチンピラたちを相手に大暴れ。上司ですら手が付けられない暴走刑事を演じています。
そしてこの作品はイサムくん作品にしては珍しくバディムービーでもありまして、ステイサム演じるブラントと、彼の相棒となるゲイの巡査ナッシュとの掛け合いが非常に面白いです。ナッシュの家にいきなり上がり込んだ挙げ句に爆睡かまして、起きぬけに「お前俺の体触ってないよな!?」って詰め寄るイサムくんとかね、その面構えでよくそんなことが言えるよなあと言いたい。
前作「メカニック」ではひたすら冷静沈着なキャラクターでしたが、今回はかなり理不尽な暴走キャラで、イギリスらしい小粋なジョークも随所に散りばめられていて楽しめました。笑いどころがいっぱいある映画は良いですね。

 

ブラントとナッシュが担当することになる警官だけを狙った連続殺人事件、その犯人をエイダン・ギレンが演じているのですが、この人も非常に良かったですね。サイコキラーっぽさ全開で不気味でした。
そして今個人的に大注目しているイケメン俳優、ルーク・エヴァンス!やっとスクリーンで見れました。男臭い出演陣の中で爽やかに香る芳香剤のようでした。いるだけで画面が華やかに見えますね!イケメンだなあ。イケメンだなあという感想しか出てこない。今後も「三銃士」を始めどんどん露出が増えていくようなので期待大です。

 

キャストは大満足なんですけどお話はまあ…普通かな…悪くはありませんが地味でした。ブラントさん刑事のくせにめちゃくちゃ軽犯罪犯しまくってるけどいいんですかとか、ていうか全体的に刑事のみなさんやる気あんのかよって感じなんですが、まあイサムくん映画だし細かいことは気にしなければいいんじゃないでしょうか。ね。中盤はちょっと色んな要素をごちゃごちゃに描きすぎていてダレますが、オチはとても良かったです。

 

というわけでいつも通りのイサムくん映画ではありますが、がめつくて理不尽なブラントのキャラ設定もあってシリアス一辺倒ではない笑える作品になっておりますのでイサムくんファンの方にはおすすめです。あとケミスツカサビアンなど、UK出身のグループの音楽が多く使用されているのも良かったです。どうも音楽とか色んなところが古くさいなあ、なんで今これやっちゃうんだろうなあと感じるところが多かった「メカニック」に比べると今回はとても現代的で私は好きでしたねー。あとルーク・エヴァンスに注目している女子の方々も是非。笑
 
 
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